日頃のお手入れでスーツを長持ちさせる! ~ブラッシングの効果とは~

TRIVIA
2020.06.26

 

緊急事態宣言発令による外出自粛期間中、Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)にはスーツに関する様々なお問い合わせをいただいていました。

 

中でも多く寄せられたのが、クリーニングやブラッシング、アイロン方法についてなどなど、メンテナンス系のご質問。

皆さん、『STAY HOME』『おうち時間』を充実させるため、ワードローブの見直しをされたのでしょう。

 

 

そんなメンテナンスのトピックの中でも、「ブラッシング」にフォーカスを当て、4回に分けてお話ししていきたいと思います!

今回は第一段、そもそもブラッシングをするとどんな効果があるのか、どうしてブラッシングが必要なのか?という点を解説していきます。

 

 

スーツ

 

ここぞ!というシーンに着る一張羅も、普段着ているビジネススーツも、可能な限り長く着たい、長持ちさせたい!というのが本音だと思います。

 

実は…スーツの寿命は、こまめなブラッシングを心がけるだけで格段に伸びていきます!!

 

ブラッシングには、スーツに付いたホコリやゴミを取り除き、生地の傷みや繊維の絡みを修復する効果があります。

 

スーツやジャケットのブラッシング方法をネットで調べると、無数の記事が存在しますが…言い回しは違えど、どれも方法は同じように見えますよね。

たしかに方法自体は多くは存在しませんが、コツやポイントは様々あります。

 

 

銀座テーラークロトの入り口

 

創業85周年を迎える老舗GINZA TAILOR(銀座テーラー)の2号店である我々Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)では、GINZA TAILORから培った確かな技術と知識を元にスーツが組み上がるまでの工程や製造、生地への理解を持っており、それを基に推奨するブラッシング方法が存在します。

原理原則を理解した我々が、ブラッシングをする上でのコツとポイントをお伝えしていきたいと思います。

 

方法は分かっていても、『なぜ、その方向なのか』『なぜ、その順番なのか』、そもそも『なぜ、ブラッシングが必要なのか』を押さえておくと、ブラッシングをする気持ちや手際も変わってくるのではないでしょうか。

 

 

ブラシとジャケット

 

ブラッシングは、クリーニングなどのメンテナンスと異なり、変化をすぐに感じることは難しいですが、長期的に見るとその差は歴然。

すぐに変化やメリットを感じないと継続するのが億劫になってしまいますが、スーツを状態良く長持ちさせるために、とても良い事なのです。

 

 

一番分かりやすいメリットとして挙げられるのは、汚れが取れる点と、生地に光沢が戻るという点です。

ブラッシングをすることで、繊維の隙間に入り込んだ汚れが除去され、空気の通りが良くなることでふわっとした質感が戻ります。

 

長期的なメリットで挙げられるのは、何といってもスーツの「持ちの良さ」でしょう。

また、「ブラッシングをすることでクリーニングの頻度が減った!」なんて声も耳にします。

 

ホコリやゴミは1日着ただけではあまり付かないように思われますが、気づかぬうちにかなりの量が付着しているのです。(ブラッシング後のブラシを手入れするとよくわかります!)

 

特に溜まりやすいホコリが付着したままだと、そこへ水分が入って生地が傷んでしまったり、虫食いやカビの原因になったりしてしまうのです。

季節によっては花粉などの付着もあるので、花粉症対策としても良いとされています。

 

 

「付着物を落とす」という以外に、ブラッシングは毛玉予防策としても一役買ってくれています。

着用して動くことで生地同士やバッグなどが擦れ、その摩耗により繊維が絡んで毛玉になってしまうものですが、ブラッシングをすることで繊維の向きを整え、毛玉の発生や生地テカリを抑えてくれます。

 

繊維の向きが整うことで、生地に艶や光沢が増し、綺麗なスーツの維持にもなるのです。

 

 

ブラシとコロコロ

 

注意していただきたいのが、コロコロなどの粘着シートを使用したお手入れについて。

コロコロなどの粘着シートを使えば表面に付着したホコリやゴミは取り除けて、一時的には効果があるように見えます。

 

しかし、生地(繊維)の流れは乱れたまま。繊維に入り込んだホコリやゴミを取り除くことは実質難しく、スーツの長持ちは期待できません。

 

また、あまり手入れのされていないアイテムに粘着シートをかけてしまうと、ダメージが蓄積されて傷んでしまい、雑菌が繁殖しやすい環境を生んでしまいます。

 

 

 

さて、今回はブラッシングの効果と必要性についてご紹介してきました。

改めて、「なぜブラッシングをするのか?」という点について参考になっていれば、と思います。

 

 

次回はブラッシングをする上で絶対に知っていただきたい、スーツの構造や生地の方向について解説していきます。ぜひお楽しみに!

 

 

 


 

Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)

〒104-0061

東京都中央区銀座5-5-16 銀座テーラービルディング4F

TEL 03-6264-5592 MAIL clotho@gintei.com

営業時間 11:00~20:00 (火曜定休)