ドライクリーニングと水洗いクリーニングを比較~実験してみた!~

TRIVIA
2020.06.12

クリーニングについての解説シリーズ、第二弾です!

 

前回はドライクリーニングの特性や注意点を述べましたが、

一方で、汗などの水溶性のシミや汚れが落ちにくいのもドライクリーニングの特徴です。

 

実際に、弊社Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)と提携しているクリーニング業者の実験では、ドライクリーニングでは油性のシミや汚れが90%以上落ちたのに対し、水溶性のシミや汚れは残留率が70%、すなわち30%の洗浄力だったという結果があります。

 

また、汗の成分が衣類に残ると風合いや変色・残臭のリスクもあり、素材を傷める要因になってしまうのです。

 

それもそのはず、運動後の衣類などで汗をかいた部分に白く跡が残っていることはありませんか?

 

汗は乾燥して結晶化することで白い跡になりますが、その結晶は衣類の繊維の間に入り込み、衣類の風合いをザラつかせる原因となります。

 

また、汗を構成するタンパク質・アンモニア・塩分はすぐに取り除かないと衣類に黄ばみがでたり、繊維間での通気性を損なう劣化、衣類のベトベト感やゴワゴワ感、さらにはイヤな臭いの元となってしまいます。

 

 

では、汗などの水溶性のシミや汚れを落とすための水洗いクリーニングについて解説します。

 

主に汚れの落ちやすいと言われる40~60℃の温水で石鹸や洗剤、助剤や漂白剤、さらには特殊な溶剤を使用して水溶性のシミや汚れを落とすクリーニング方法ですが、自宅で洗濯機を使って洗うのとは全くの別もの。

プロによる高度な知識と技術があって初めて可能な洗浄方法のため、細部にまでこだわって仕上げるプロのクリーニングとも言われています。

 

ドライクリーニングに対して水洗いクリーニングでは衣類の型崩れが気になるかもしれませんが、素材の特徴を掴み、正しく洗浄すれば型崩れも無くすっきりとシミや汚れを落とせます。

 

ただし、一般的な家庭での洗浄は不可能に近いのでご自身での洗濯はNG!

 

基本的にドライクリーニングと異なり、専門性の高い洗浄方法の為に料金が高い事やウールは水に弱いので(※詳しくは、【最強キープ!~~~~~】にて)、頻繁に水洗いクリーニングへ出す人は少ないと思います。

 

具体的には、コーヒーやお茶、ビールやワイン、醤油やソースなどの飲食による汚れ、血液などの水溶性のシミや汚れは良く落ちます。

 

 

ここで一つ、実験をしてみました!

 

水の入ったカップ

 

一般的なクリーニング店で自身のスーツのドライクリーニングを依頼。

仕上がってきたスーツを水洗いクリーニングの溶剤で洗ってみた後の溶剤の比較です。

 

お分かりですよね!

 

仕様前は透き通っていた溶剤が薄茶色に。

ドライクリーニングで落としきれずに残った水溶性のシミや汚れ、さらにはドライクリーニングの汚れた溶剤、ドライクリーニングで溜まった『ドライかす』が浮き出たような。。。

 

 

このように、ドライクリーニングと水洗いクリーニングを比較すれば、日常生活におけるシミや汚れは水溶性の方が圧倒的に多く、『水洗いクリーニングを利用すべき!』と考える方も多いハズ。

 

しかし、水洗いクリーニングは洗浄後に大きな問題をかかえてしまうのです…。

 

次回はそんな問題点について、解説していきます!

 

 

 

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