GINZA TAILOR 85th Anniversary original fabric

PRESS
2020.03.09
85周年のオーダースーツ

 

この度、本店であるGINZA TAILOR(銀座テーラー)が創業85周年を迎えました。

Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)でも85周年記念として、

両店共同でオリジナルファブリックを販売いたします!

 

実は!今回、ご紹介する85 th Anniversary original fabricは、第二弾となっており

第一弾は、その究極の上質さゆえ本店のみの販売となり、既に残りわずか。

そんな中、今回ご紹介するファブリックは、

上質ながらもデイリーユースにも向いたクオリティーです。

 

85周年記念のスーツ生地

 

クオリティーは、ウール73%、シルク27%のスペシャルブレンド。

現在、GINZA TAILOR(銀座テーラー)、Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)共に取り扱いの生地は数多くございますが、この配合は滅多に見る事の無い、

正にスペシャルです。

このブレンドを実現するため、制作にあたる工場も吟味。

シルクを配合する生地を織る場合、ウール100%の生地を織りあげるのと違いテンションの掛け方などそれ相応のノウハウが必要となります。

また、生地の織り上げは、スーツの仕立て同様で各ブランドに特徴がございます。

テンションの強弱、フィニッシュ工程の違いなどで生地の張りや厚み、肌触りやヌメり感などスーツでいうところのシルエット作りや縫製などのクラフトマンシップのような違いが厳密にはございます。

 

今回、我々が依頼したのはLanificio Corrado社。

1933年、北イタリアの湖水地方に位置する町、コモ発祥。

ACHILLE PINTO社の傘下として2019年よりスタートしたブランドです。

アキーレピント社は、シルクスカーフのリーディングカンパニー、

つまりはその業界をけん引する本物の中のホンモノ!

そのアキーレピント社の傘下であるLanificio Corrado社のシルクを扱うノウハウは折り紙付き。

 

イタリア企業の中でも老舗の繊維会社。シルク、カシミアなど

高品質な材料使いで世界のトップブランドに生地を供給しています。

世界中のクラシコファンを魅了する、クラシコ好きには有名なルチアーノバルベラを父に持ち

バルベラ社から独立したCORRADOが作り出すブランドとして今注目のブランドです。

バルベラ社の技術とアキーレピントの生産背景により、

早くも一流としての地位を築くLanificio Corrado社。

なんと言っても、そのフィニッシュに一目惚れし採用を決定!

 

85周年のスーツ生地

 

そんなLanificio Corrado社に依頼したGINZA TAILOR(銀座テーラー)、Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)共同リリースの85 th Anniversary original fabricは、

シルクを27%配合することで、絶妙なバランスの染色と発色を実現いたしました。

このカラーバランスになるまでに染色の原料の濃度を調整し2度の織り直し、

さらにシルクの割合を変え2度織り直し、計4度の試験織りを繰り返しました。

 

我々が自信を持って世界にただ1つだけと謳い、

初めてのチェック柄として、また、普段とは異なったワードローブの1着に

オススメしたいファブリックに織り上がりました。

 

85周年のスーツを着た男性

 

そして!早速、1着仕立てましたのでその仕上がりをリポートします!!

 

経(タテ)糸、緯(ヨコ)糸を共に、濃紺に染めたウールとブルーアッシュカラーに近い染色を施したシルクで形成することによりベースカラーが深みのあるブルーグレーに仕上がりました。

※一般的に生地を織る際、カラーを分けず単色で1本の糸を形成し生地を織りあげますが、GINZA TAILOR(銀座テーラー)、Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)では生地に深みを出すために濃紺とブルーアッシュカラーの2色で1本の糸を形成。

そこへボルドーカラーとブルーアッシュカラーのグレンチェックを載せ、

モダンなチェック柄を作り出しました。

 

スーツの生地

 

各ブランドでもチェック柄は多く存在しますが、ビジネス向きのチェック柄はベースカラーと

同色で落とし込まれ、柄がはっきりしたタイプはビジネスシーンで敬遠されがち。。。

 

スーツの生地

 

逆に、パーティーシーンやカジュアルテイストの

セットアップ系スタイルでしか選ばれる機会が少ない柄です。

 

そこで!我々GINZA TAILOR、Ginza Tailor CLOTHOは考えました!!

『ビジネスシーンでは堅実で親しみやすさもあり映える!』

インナーを変えれば『パーティーやセットアップスタイルとしても着回しの効く』

そんなバランスのオーダースーツにマッチする柄は作れないものかと!

 

そんな探求心が生んだ柄は仕立て上がりも格別!

 

オーダースーツとネクタイのコーディネート

 

まずは、タイドアップスタイル。

シャツは、オーソドックスにロイヤルオックスフォード生地の白を合わせました。

ネクタイには、こだわりたっぷりのCLOTHO original Tieを。

※↑こだわりについてはコチラから!!

ネクタイのカラーは、3色展開の中でもビビットなやや青みのあるパープルカラーをチョイスし、

コーディネート全体をポップにまとめました。

 

オーダースーツを着た男性

 

 

Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)が推奨するジャケット丈とパンツ丈が

オーダースーツの柄にマッチした絶妙な印象です。

 

スーツとネクタイのコーディネート

 

 

チェック柄は、その柄ゆえ一般的にはツーピース(ジャケット+パンツ)スーツでの

ご提案とオーダーが大半。

そんな中、ベストを差すとどう見え方が変わるのか!

ここでも才を放つのがこのカラーリングの持ち味。

 

オーダースーツを着た男性

 

 

一般的にツーピース(ジャケット+パンツ)スーツが多い理由は柄にアクセントがある為です。

体を覆う面積が多くなってしまうとネクタイやシャツのコーディネートも難しい!

さらには、印象もごちゃごちゃと柄がうるさく感じてしまいます。

 

85 th Anniversary original fabricでは、拘りぬいたカラーリングによりスリーピース(ジャケット+ベスト+パンツ)スーツでもツーピース(ジャケット+パンツ)スーツとはまた一味違った印象になるオーダースーツが楽しめるようにしました!

 

ニットとスーツのコーディネート

 

 

最後は、85 th Anniversary original fabric『オーダースーツ×ニット』スタイル!

このニットスタイルでは、あえてクルーネックではなくタートルネックをチョイス。

クルーネックのカジュアルライクもいいですが、

タートルネックと合わせることでエレガントさをプラス!

 

タートルネックのニットとスーツ

 

『スリーピース(ジャケット+ベスト+パンツ)スーツ×ニット』では、

よりエレガント且つモダンな印象に。

 

ニットとスーツのコーディネート

 

この85th Anniversary original fabricにGinza Tailor CLOTHOの

バランス感が合わさればコーディネートのバリエーションもアップ!

ビジネスシーン、カジュアルシーン、デートシーン...

なんでもござれのパーフェクトオーダースーツ!!

 

まずは、これを着て銀座の夜にいってきます!...

 

 

 

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Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)

〒104-0061

東京都中央区銀座5-5-16 銀座テーラービルディング4F

TEL 03-6264-5592 MAIL clotho@gintei.com

営業時間 11:00~20:00 (火曜定休) ←2019/10より営業時間が変更になりました