2021年春夏コレクションから、”DRAPERS(ドラッパーズ)”の新着バンチをご紹介していきます!
”DRAPERS”(ドラッパーズ)は、カノニコ社やバルベラ社などイタリア最高峰のミル(生地織元)に特注で生地の生産を依頼しているマーチャント(卸商社)です。
▷ASCOT
2PLY、4PLY、6PLYの三種類で構成された春夏用のスーツ生地コレクション〈ASCOT〉(アスコット)。
「PLY(プライ)」とは、複数の糸をさらに撚り合わせて1本の織り糸を作ったものを指します。
「2PLY」は2本の糸を撚り合わせた織り糸、「4PLY」「6PLY」はそれぞれ4本を撚り合わせた織り糸、6本を撚り合わせた織り糸を使用した生地を指すのです!
それぞれ比較すると、2本~6本と撚り合わせる本数が増える毎に織り糸は太くなり、ハリとコシの強いしっかりとした生地になっていくのが分かります。
また、全て平織りになっているため通気性に優れ、シワにもなりにくい生地に仕上がっています。
デザインバリエーションはこちら。まずは2PLYを見ていきます。
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クラシカルな印象のストライプや無地など、比較的ベーシックなラインナップ。
そんな中にもボルドー、ブルー、ダークグリーンなどのアクセントも効いています!
次に、4PLYのシリーズ。
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2PLYよりもざっくりとした織りで、細かいグレンチェックやハウンドトゥース柄が馴染んで見えますね!
”DRAPERS”(ドラッパーズ)はイタリアのブランドですが、この〈ASCOT〉に関しては生地感や色柄はイギリスに寄っている印象です。
最後に、6PLYシリーズ。
こちらは無地のみの展開になっています。
太く撚り合わせた糸の風合いがダイレクトに伝わってきますね。
がっしりとした質感でハリも強いので、スーツ上下よりもジャケット単体のお仕立てのほうが向いているかもしれません。
▷MOHAIR
ウール×モヘアの生地に特化したコレクション〈MOHAIR〉(モヘア)。
モヘアは様々な獣毛の中でも強く、薄くてもしっかりとしてハリがあるのが特徴です。
こちらのコレクションでは目付230gのライトウェイトで、暑い夏の時期でも涼しく着られるスーツ生地が揃っています。
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デザインの中で注目したいのが、グリーン系やブラウン系のバリエーションの多さ。
モスグリーンやサンドベージュなどヴィンテージ感のあるカラーが多く入っていて、細かいお好みにも応えられそうです!
華やかなカラー系も。
モヘアは繊維自体にツヤがあるため、ウールの光沢よりも強いシャイニーな輝きがあります。
▷THREE KINGS
多彩なカラーバリエーションを誇る、ジャケット&パンツに適したコレクション〈THREE KINGS〉(スリー・キングス)。
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Super150’sの原毛を使用したウールギャバジンシリーズ。
目の詰まった織りで、マットな質感に仕上がっています。
こちらはウール100%のカバートクロス。
「カバートクロス」とは、高密度に織られた綾織物のことで、合物のコートなどに使われることの多い生地のこと。
通常、400g以上のヘビーウェイトですが、春夏物コレクションのため320gと比較的ライトに作られています。
こちらはウール×コットンのトリコチン。
「トリコチン」も高密度の綾織物のことで、表面に斜文が強くでているのが特徴的です。
しっかりとしたコットンの質感とウールの柔らかさが合わさり、パンツに仕立てれば普通のチノパンよりもソフトで履き心地の良いものになりそうです!
▷CLOTHO STAFF’s Pick Up!
〈ASCOT〉2PLY サンドベージュのストライプ
定番から少し離れた、春らしい抜け感と素材感のあるストライプ。
新生活に向けて新たな気分でスーツを着たい方におすすめです!
〈MOHAIR〉細かいピッチのピンストライプ
都会的な印象のネイビーストライプ二種。
モヘアらしい光沢が際立ち、「デキるビジネスマン」を演出してくれるスーツ生地です!
〈THREE KINGS〉ネイビー系トリコチン
デニム風に見えるトリコチン。
スラックスやセットアップに仕立てて、通常のデニムよりスマートなイメージで着こなすのがおすすめです!
Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)
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