~DORMEUIL コラム目次~
AMADEUSシリーズ
《AMADEUS》
《AMADEUS 365》
《TROPICAL AMADEUS》
機能性ファブリック
《EXEL BLUE》
《Tonik® Wool》
《ECHO》
ジャケットの魅力
《DORSILK》
《CALYPSO》
第2章:スーツの「悩み」に応える生地たち
連載第2章は、様々な機能性のある生地を特集しています。
前回は、スーツの動きにくさを軽減してくれる素材、特化したナチュラルストレッチが売りの《EXEL BLUE》をご紹介しました。
第2話となる今回、これからの時期にぴったりの生地バンチブック《Tonik Wool》をレポートしていきます!
第2章 第2話 夏の暑さに負けないスーツ地!~Tonik® Wool~
夏のスーツスタイルは悩ましいもの。
クールビズが進んでいるとはいえ、ジャケット着用が求められるシーンもまだまだ多いものです。
暗色の生地はカンカン照りの太陽に焼かれ、汗と湿気は全身に篭り、いつもは素敵なスーツを恨めしく感じることも少なくはありません。
しかしそんな夏に少しでも快適さを感じていただける生地があります!
それが、DORMEUIL(ドーメル)社の《Tonik® Wool》なのです!!
こちらのバンチブック、ウール100%素材の中ではトップレベルの涼しさを誇る生地が揃っています。
通常、夏のスーツ地には「モヘア」というアンゴラ山羊の原毛を使用した生地が多く使用あされます。
モヘア素材は毛羽立ちの少ない糸になるため、さっぱりとした心地よい生地に仕上がるのです。
DORMEUIL(ドーメル)にもモヘアを使用したコレクション《Tonik》がありますが、このモヘア、テカりやすかったり丈夫さに欠けたりと、少々難点も。
そこで開発されたのがこちら、《Tonik Wool》。
ウール100%でありながら、モヘアの風合いを再現した生地シリーズです。
実際に触ってみます。
シャリシャリとした気持ち良い肌触りで、清涼感が全面に押し出されているのが分かります。
「パタゴニアウール」という繊維に縮れの多い原毛を使用しているので、糸に弾力と立体感がうまれ、肌にべったり付いてこない軽やかな生地に仕上がるのです。
織りを見ると、だいぶ粗目の平織地でした。
透け感があり、かなり通気性が良いことがうかがえます。
湿気が多くムシムシとした日本の夏にぴったりの、爽快感のある生地ですね!
ちなみに、《EXEL BLUE》には負けますが、こちらもナチュラルストレッチが入っています!
ではデザインを見ていきます。
明るすぎずとも爽やかさを感じる色柄の生地が多い印象です。
時折ハッとするような配色の生地も見られます。
個人的おすすめはこちら↓↓
くすんだターコイズブルーと濃紺がミックスされた無地です。
角度によって色の見え方が変わり、とても綺麗です!
夏らしい明るさもありつつ渋みを感じるお洒落な生地です。
いかがでしたか?
凍てつくような寒さが続く今日この頃、夏の暑さを思い出すのも難しいとは思いますが…きっと今年の夏も噎せるような暑さになりそうですよね。
そんなシーズンに持ってこいのDORMEUIL(ドーメル)《Tonik® Wool》、とてもオススメですよ!!
さて、次回はDORMEUIL(ドーメル)が新しく開発した素材生地をレポートします!ぜひお楽しみに!
Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)
価格:スーツ¥77,000~
ジャケット¥44,000~
ベスト¥37,750~
パンツ¥33,000~
表地:約10,000種類
納期:ご注文から約4週間~
〒104-0061
東京都中央区銀座5-5-16 銀座テーラービルディング4F
TEL 03-6264-5592 MAIL clotho@gintei.com
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