「靴磨き選手権大会2020」から学ぶ、プロの熱意と美しさ

DIARY
2020.02.20

 

2020年2月16日、銀座三越にて「靴磨き選手権大会2020」が開催されました。

日本全国のシューシャイナー(靴磨き職人)が集まり、予選、準決勝、決勝と二日間にわたってその腕とセンスをぶつけ合う、熱き戦いの場です。

 

スーツと合わせて履くことも多い「革靴」。

オーダースーツを職業にする人間として学ぶことも多いかと、大会を見学してきました。

 

並んだ靴

 

 

●白熱の大会模様

 

会場に着いてまず感じたのが、その熱気。

出場者の皆さんはもちろん、100人以上集まったオーディエンスも大盛り上がりで、靴磨きがひとつのエンターテインメントとして成り立っていることを実感します。

 

試合は、四人一組のうち一人が勝ち上がるトーナメント形式。

20分という限られた時間の中で、用意された靴を磨いていきます。

 

靴磨きをする職人たち

準決勝の模様。皆さん集中されています!

 

磨きの手際や所作は実に個性豊か!

派手目に動いて魅せる方、時間を見ながらコツコツ作業する方、オーディエンスの声援に笑顔で応える方、クールで落ち着いた構えを見せる方…全てが格好良く、「パフォーマンス」として美しく、目を奪われてしまいました。

 

靴磨きをする職人

決勝の模様。緊張感も段違いでした!

 

熱い空気の中、靴たちは職人の手の中でどんどん光りを増し、艶やかに磨き上げられていきます。

磨き方の細かい差は、正直なところ素人目にはなかなか判断しづらいのですが、司会の方々がトークで楽しく解説してくださりました。

 

靴磨きに使う道具

並んだクリームやワックスの中からそれぞれ使うものを選ぶスタイル

 

張りつめた緊張感と高まるボルテージの中、試合と審査は進み…栄えある優勝は大阪のTHE WAY THINGS GO所属の細見大輔さんの手に!!

 

生真面目で職人肌的な、安定感のある磨きが印象的でした。

お話し伺いたかったのですが、流石は優勝者、色々な方と交流されていてお声掛けできず…。

細見さん、おめでとうございました!!

 

 

靴磨き選手権大会は今年で3回目の開催とのこと。

早くも来年の大会を楽しみに思っています!

 

靴磨き選手権の表彰式

右手前から二番目の紳士が優勝の細見さん。(カメラ目線いただきました!)

 

靴磨きされた靴

優勝者の磨いた靴。パーツごとに光沢感や色味を変えています。

 

靴磨きされた靴

決勝で磨かれた4足の靴。同じ靴でも磨いた人によって表情が異なっていました!

 

 

●職人スナップ

 

「お洒落は足元から」と言いますが、足元が素敵な人は全身お洒落なものです。

今回の大会でも、「流石シューシャイナー!」と言いたくなるようなお洒落な方ばかり。

 

CLOTHO的ピックアップということで、数人にスナップを撮らせていただきました。

 

 

西岡ぺこさんの写真

 

兵庫県のナカジマ靴店所属、西岡ぺこさん。

料理人から靴磨き職人へ華麗なる転身をされ、革の街、姫路で活躍しています。

 

ストリートミックスのジャケパンスタイルがとても格好良かったです!

普段スーツはあまり着られないそうですが、Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)が実は推している、[カジュアルに楽しむスーツスタイル]にぴったりの方なのでは!と感じて、お声掛けさせていただきました。

 

 

なかじまなかじさんの写真

 

新宿は歌舞伎町を中心にフリーで活動している、なかじまなかじさん。

 

渋かっこいいスリーピースが素敵でお声掛けさせていただきました。

オールハンドメイドでビスポークされたスーツだそうです。カーブしたゴージラインが個性的です。

試合中のインタビューにもユニークに返される姿が印象的でした。

 

 

富樫輝好さんの写真

 

GMT FACTORY代々木上原店の店長を務める、富樫輝好さん。

 

大きなピークトラペルのダブルジャケットにシンプルなニットを合わせ、スカーフでアクセントを加えた、センスと個性の溢れるコーディネートが素晴らしく、お声掛けさせていただきました。

落ち着きのある所作と柔和な笑顔がとても素敵な方でした。

富樫さんのお店は靴の修理や磨きに限らず、カジュアル服のお直しもされているそうです!

 

 

オーディエンスの方々もやはりお洒落な人ばかりでした!

西岡ぺこさん、なかじまなかじさん、富樫輝好さん、突然のお声掛けにもご対応してくださり、ありがとうございました。

 

 

●職人から学ぶ、テーラーの在り方

 

靴磨きとオーダースーツ、違いはあれど、そこにはテーラーとして学ぶところや共通点も多くありました。

 

まず、「お洒落を通したライフスタイルの提案」。

 

興味深かったのが、磨いた靴で「どんなコーディネートをして欲しいか」「どんな履き方をして欲しいか」を職人さんたちが具体的にお話ししていたところです。

Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)の掲げる「BESPOKE YOUR LIFE」とのインスピレーションを感じました。

 

 

次に、「人の個性や想いはモノに顕著に表れる」という点。

 

それぞれのシューシャイナーが磨き上げた靴に個性が滲み出るように、オーダースーツにも、お客様の想いや好みはもちろん、私たちの想いも反映されているものです。

より良いモノを着ていただくため、我々スタッフも一着一着心を込めて作り出せるように、と思いました。

 

 

最後に、「プロとして人を楽しませる姿勢」。

 

靴磨き選手権大会を通して強く感じたのが、靴磨きはただ靴を綺麗にするだけではなく、パフォーマンスショーの一面も持つということ。

所作や表情の良さも採点基準になっていて、シューシャイナーの皆さんも「人に見られる」ことを意識されているのがよく伝わってきました。

 

スーツのオーダーもエンタメ的に楽しんでいただけるよう、お客様の目にどう映るかを意識していこうと、改めて接客の姿勢を見つめ直すきっかけとなりました。

 

靴磨き用ワックスやクリーム

 

 

●スーツとシューズのコーディネート

 

スーツスタイルに革靴は欠かせないアイテムです。

靴に合わせたアイテムをオーダーする、というのも粋なお洒落の楽しみ方ですよね。

 

長い記事となってしまいましたが、最後に、Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)スタッフのスーツ×革靴コーディネートをお届けいたします!

 

靴磨きをするスタッフの写真

 

今回の靴磨き選手権大会に刺激を受けたようで、写真を撮る前に磨いてくれました!

 

スーツと靴のコーディネート

 

ブルー系チェックのスーツに、黒のダブルモンクストラップの革靴です。

スーツの色味が華やかなので、足元は黒で全体を引き締めました。

甲が低くノーズが丸めなのがポイントで、パンツ丈が少し短めのクロトのスーツに似合っています!

 

 

Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)では、オーダーの際にコーディネートもご相談していただけます。

磨きたての革靴を履いて、オーダースーツと共に楽しんでみてはいかがでしょうか!

 

 

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