BESPOKE MY LIFE

天野譲滋
PROFILE

京都市出身。デザインビジネスプロデューサーとして「デザイン」をビジネスとして成立させるプロフェッショナルとして活躍。前職では、副社長としてライフスタイルショップのシボネと国立新美術館のスーベニアフロムトーキョーや全国に多店舗展開のジョージズを創業。放送作家の小山薫堂率いる株式会社オレンジ&パートナーズと資本業務提携し、グループ会社となる。

2010年 経済産業省日本人デザイナー海外派遣支援事業審査委員を務める。

2012年 NPO アジア イノベーターズ イニシアティブ(理事長 出井伸之)のパネリストとして登壇。

2012年〜 東北芸術工科大学 企画構想学科特別講師を務める。

2015年 参加プロジェクトがGOOD DESIGN賞受賞

2019年〜 東京ファッションウィーク(東京コレクション)実行委員を務める。

  • スーツの生地を選ぶ男性
  • スーツの生地

大学生で起業したライフスタイルショップ

私の家業は家具屋を営んでおりました。父親の時代は日本のちゃぶ台の生活からアメリカのホームドラマの様な生活様式に憧れ、ダイニングテーブルへの生活に移行した時代で商売も盛況の様でした。

私も自然とインテリアデザインの世界にすすみました。大学時代4年間は当時の輸入雑貨と言えばの「ソニープラザ」でアルバイトを勤め上げました。外国の生活雑貨を通して海外のライフスタイルを触れる良い機会になりました。大学4年生になり就職を考えたとき、やはり親の商売をしている姿を見ていて自分も起業をしてみたいと思い始めました。

 

大学卒業前に家具と生活雑貨を揃えた「ジョージズファニチュア」(現ジョージズ)を創業しました。その当時はまだまだ「ライフスタイル」と言うキーワードも無かった時代で家具と生活雑貨も別々のお店で売られていました。その「ジョージズファニチュア」(現ジョージズ)も創業して30年以上になりました。現在はデザインを切り口にいろんなビジネスを提案するデザインビジネスプロデューサーとして(株)ジョージクリエイティブカンパニー の代表をしております。

スーツを着た男性

コロナ禍での空間づくり

全世界が一時停止するという出来事は、これまでなかった程のインパクトです。これからの世の中を見据えて課題解決しなくてはならない事が急速に早まり、真摯に向き合う良い機会となりました。オンラインが加速化し、リアルへの価値感が大きく変わり、これからはどのような空間だったら人を幸せにできるのか、今後益々問われるでしょう。

例えば、家での過ごし方は、良い家具を新調し安らげる空間にしたり、オフィスはコンパクトにまとめながら、より良い職場環境に造り変えたり、リアルショップはEC等では叶えられない、体験、体感を通して感動を与えられる店づくりにしたり。ニューノーマルに入り、家で過ごす時間が長くなる分、出掛ける事が特別な時間に変わります。

今まで以上に、付加価値を与えられるような空間づくりを目指していけたらと思います。

スーツを着て座っている男性

リアル店舗での体験の強み

私も数多くのリアル店舗の企画やデザインをおこなってきました。

今回、クロトのショップデザインを行うにあたり、単品のスーツやコートなどの洋服を販売するだけの空間でなく、クロトのターゲット層の方達のライフスタイルを表現できる様な空間を目指しました。特にインテリアの上質な素材やカラーをクロトさんと細かく話し合いながら決めていきました。

 

そして、このインテリア空間でのスーツのプロフェッショナルなスタッフさんとの接客がお客様にとって特別な体験になっています。

そのリアルな体験ができる専門店こそが、今後は求められるし、唯一生き残っていけるのだと思います。

遊技台

デザインコンサルティングの可能性

会社の数字をみる「経営コンサルティング」はあっても、デザインの観点から会社をみる「デザインコンサルティング」は今までありませんでした。私の仕事の最近の傾向として、会計士さん、税理士さん、M&Aの会社さんからお仕事の依頼が増えて来ています。例えば、建て直しの会社の経費などは削減できた後の次のステップとして、その会社の売上や利益を上げていく為の施策を弊社ではデザインを切り口に「デザインコンサルティング」としてお手伝いをしていきます。

 

先ずはその会社のリソースを根気よくヒアリングし、その後の売上を伸ばす具体案として、同じ商品でもパッケージ、ロゴマーク、店舗デザイン、ユニフォームをチェンジするだけで、ターゲットが変わり売上・利益を上げていく事ができます。

例えばターゲット層をシニア層から若年層へシフトチェンジする事も可能です。デザインの力を突き詰めていくと、「なぜこのデザインなのか」に辿り着き、会社のミッションステートメント(理念)に繋がります。理念をデザインすることで、その会社のビジョンが見えて、結果的にスタッフのモチベーションアップにもなります。

スーツを着ている男性

自分を高めてくれる洋服と、永く付き合いたい

自分の体型に合った洋服を着ると気持ちが新たになり身が引き締まり、テンションが上がりますよね。ビジネスでの会食でも、プライベートのカジュアルなシーンでも、華やかでおしゃれに着こなせるデザインのスーツをリクエストできてとてもうれしかったです。ずっと自分が探し求めていたものに出会えて、すごく幸せを感じています。体型維持へのモチベーションにも繋がりますからね(笑)

 

大量生産・大量消費の時代は衰退してくると思います。自分に合うものは何か、少し値が張ってもちゃんと自分に合ったものを見つけて自分を高めてくれる洋服を永く大切に使いたい。

環境問題も含めて考えると、オーダーでスーツを仕立てるという事は、正に洋服におけるSDGsじゃないでしょうか。

LIFE STYLING by CLOTHO
スーツを着た男性
STYLING
POINT

ビスポークが始まる前から、オーダーしたい洋服のイメージをお持ちだった天野譲滋さん。

ミュージシャンの衣装にインスパイアを受け、少しアレンジを加えたセットアップに。

自らが手掛けられた企業のレセプションパーティーやクライアントとの会食などで着用したいと、仕上がりにとても満足されていました。

 

普段はカジュアルなスタイルが多い天野さん。

今回のセットアップはクロトらしくスニーカーに合わせてカジュアルダウンも楽しみたいと言っていただきました。ホテルディナーや記念日などちょっと特別な日に着ていけばパートナーも喜んでくれるはず!

クリエイティブな天野さんにふさわしい、遊び心あふれるオーダーになりました。