Burberry PRORSUMのトレンチコートをRemake!!

NEWS
2020.05.29
コートの襟 リメイク前

 

トレンチコートのリメイクが出来上がるまでの過程をレポート致します!!

 

何と言っても今回のリメイクの肝となるのが衿。

実際にサンプルを組み立てた職人曰く、

レザーの扱い、衿のカーブや立体感を元の衿のように再現するのが苦戦したとか...

 

それもそのはず!!

組み立てる工程数、時間全てにおいて最も費やしました。

あれ?以外に簡単そうに見えるけど...!なんて思ったそこのあなた!!

プロの職人芸を知ったら脱帽モノですよ!

 

コートの襟 リメイク途中コートの襟 リメイク途中

 

まずは、もともと装備されていた衿を取り外します。

 

縫い込みの先から一針分ずつ丁寧に解いていくことがポイント!

簡単に思われがちですが、ここには職人の洋服に対する想いが。

縫い物をしたことがある人はご存知かと思いますが、縫い込みの糸を一箇所切り落として力いっぱい引っ張ればブチブチと糸が切れ簡単に取れていきます。

 

しかし、我々はプロ。お客様の思い出のつまった洋服を粗末にはあつかいません!!

また、力いっぱい引っ張ったり無造作に縫い込みを切っていくことで傷をつけたり生地が伸びてしまったり、さらには元の衿の形状が変わってしまったり...まさに百害あって一利なし!!

 

取り外した襟とハサミコートに取り付ける襟

 

縫い込みを解く際に衿の形状が変化しないように解くこともポイントの1つ。

その理由が…解いた衿から型を抜くため!!

 

新たにパターンを引くことも可能ですが、トレンチコートの持つ格調を残すため、敢えて元のパターンを使用しました。

 

レザーを張り替えるためトレンチコートの雰囲気は大きく変わりますが、

本来トレンチコートは第一次世界大戦時寒冷な欧州での戦いに対応する防水型の軍用コートとしてイギリス軍によって開発されたもの。

 

【歴史やストーリーはそのままに、現代的にアレンジをする】

それが、Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)のReformです。

 

コートの襟の型紙コートの襟の型紙
コートの襟の型紙コートの襟の型紙

 

レザーの取り方にもこだわりがあります!!

 

今回使用するレザーはシープスキン。

お選び頂いた色に染色された羊一頭分のレザーを使用します。

羊一頭分なので入荷サイズはまちまちですが、平均すると一般的なMサイズの男性Tシャツ2枚分の大きさはあるかと思います。

 

しかし、そこからパーツ取りをするにも型紙を色んな方向から合わせ表面の状態を確かめます。

その羊の癖、場所によってもシミやシワの付き方、傷やキメの細やかさに違いがあります。

衿の右側はツルツルなのに左側にはシワが寄っている...そんな状態を防ぐためかなり苦戦するポイントと言えるでしょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

細部にこだわる職人の想いと匠の技。

あなたも体感してみませんか?

お気軽にご相談下さい。

 


 

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Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)

価格:スーツ¥77,000~

   ジャケット¥49,500~

   ベスト¥38,500~

   パンツ¥33,000~

   コート¥132,000~

   カシミヤコート¥198,000~

表地:約10,000種類

納期:ご注文から約4週間~

 

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